普通のコロナと新型の違い

   普通のコロナと新型の違い

 新型コロナは普通のコロナより増殖スピードが速いようです。
 新型コロナのm-RNAが普通のコロナのより少し短いため、と考えられます。
 「温度によるRNaseとコロナの勝敗」に、細胞内のウイルス数が増すと、増えないだろうRNaseは劣勢になり、RNase活性の増強(増温など)が必要になる、と書きました。RNase活性が新型コロナの数の増加に勝つためには、鼻咽頭上皮細胞の温度が普通のコロナよりわずかに高い必要があるということです。  
 また、m-RNAの長さが少し短いということは、通常のコロナよりm-RNAが少し分解されにくいということになります。この理由でも、勝つためには通常のコロナよりわずかに高い温度が必要になるということです。  
 「温度によるRNaseとコロナの勝敗」に書いた図(下記)の@〜Fで、新型コロナでは各温度が0.1℃くらい上になるのでしょう。
 基準(0)は、初春と晩秋の上皮細胞群平均温度。横軸は、左方向に「ウイルス増殖優位」、右方向に「RNase活性優位。」
 RN:RNase活性
 VR:ウイルス増殖
@ …………(+)3℃…………RN完勝
A …………(+)2℃………RN圧勝
B …………(+)1℃……RN勝利…
C …………(+)0.1:RN優位……
D ←←基準(0):五分五分→→→
E…VR優位(-)0.1℃……………
FVR勝利…(-)1℃……………  
 各0.1℃くらい上がる、ということは、新型コロナでは、想定した通常のコロナのD基準(0)36.0℃のときにはVR優位になる、ということです。つまり、新型コロナでは図の「五分五分」になるときののどの温度は36.0℃ではなく、36.1℃くらいだろうということです。
 通常のコロナが晩秋から初春にかけて流行期であるのに対して、新型コロナは中秋から中春にかけて流行することになります。 つまり、新型コロナは普通のコロナよりも、少し高い温度で感染するということです。
 コロナの治療風呂温度と時間(コロナの日本式風呂療法その3)には余裕があり、変える必要はありません。

  「のどの温度が高ければコロナに感染しない」ということではありません。のどの温度が高くても、コロナは感染します。 「のどの温度が高ければ、コロナがのどの細胞に侵入しても増えることができずに破壊される」ということです。
 また、侵入するウイルス数が多いと、のどの温度が36.3℃くらいでも感染した細胞の中で増えることができるでしょう。

 感染症専門家は日本では必要ないコロナ感染防止対策で社会を破壊しました。

   Okuyama Naomi
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